【ご案内】 青森市在住のサラリーマンが、
出張や旅行や散歩で赴いた古刹をご紹介しています。
ご紹介している寺社の一覧に関しては
都道府県別 INDEX をご覧下さい。
現在74社寺をご紹介中です。(紹介時の季節により重複するのもあります)
【更新状況】 2012.04.03
康國寺(島根) を UP しました。
2011.06.23
桃林寺(沖縄) を UP しました。
2011.05.15
崇福寺(長崎) を UP しました。
2011.02.10
本覚寺(秋田) を UP しました。
# by hk_temple1978 | 2012-12-31 00:00 | Trackback | Comments(2)

雨音に想ったことは。
【大雲山 康國寺 (こうこくじ)】
康國寺は1369年に創建された臨済宗のお寺です。
その後、松江藩七代藩主の松平治郷(号は不昧)の肝いりで庭園が築かれました。
不昧さんは茶人として江戸期に名を馳せた反面、
藩の蓄財を茶器に散財してしまうなど、典型的な殿様でもあったようです。
天下泰平期の風流人ですね。
康國寺の庭園は、米国庭園専門誌で8位にランクインされたこともあるそうです。
2011年の初秋に参拝した際は、雨でした。
枯山水の石に滴る雨音を聞きながら、抹茶と和菓子を頂きました。
旅伏山を借景とした庭園には、無限の奥行きを感じました。
庭園と旅伏山との間には、錦鏡池が広がります。
無限の空間と、現世の間に池があります。
池の向こうに行ってみたい。
でも、行けない。
眺めるばかりでしたが、心だけは池を飛び越えた気分になれました。
島根県出雲市国富町1301
一畑電鉄 旅伏駅から徒歩20分庭園はこちら
# by hk_temple1978 | 2012-04-03 21:17 | 島根 | Trackback | Comments(0)

石垣に囲まれた、石垣島の禅寺です。
【南海山 桃林寺 (とうりんじ)】
桃林寺は臨済宗のお寺。
日本最南端の仏教寺院です。
沖縄に侵攻してきた薩摩藩が、琉球国王に寺院建築を進言したのが創建のきっかけです。
1611年に、鑑翁西堂によって開山されました。
それまでは、八重山に寺社は無かったそうです。
薩摩藩から見て、石垣島は1000キロ以上離れた島。
さすがに石垣島までは薩摩藩も派兵しなかったそうです。
最果ての島に寺院建築を迫ったのは、侵略の執念が顕在化したものかも知れません。
桃林寺へは、初めての沖縄離島の旅で参拝しました。
石垣島に寺院があると聞き、早速伺ったところ、石垣に囲まれた姿にまず驚きました。
境内に入ると、禅寺らしく落ち着いた雰囲気。
5月の連休に参じたせいもあり、湿度がとにかく高い。
ここまで湿度がある中での、禅寺詣では初めてでした。
桃林寺ならではの経験です。
写真は本堂の琉球瓦。
石垣島の青空に、赤い瓦が良く似合います。
沖縄県石垣市石垣285
石垣市役所から徒歩15分桃林寺を参拝したい方はこちら
# by hk_temple1978 | 2011-06-23 22:17 | 沖縄 | Trackback | Comments(0)

武士の世に、明るく赤いお寺が建ちました。
日本最古の、中国様式寺院です。
【聖寿山 崇福寺 (そうふくじ)】
崇福寺は黄檗宗のお寺。
1629年、長崎にいた福建省出身の華僑が、中国から僧侶を招聘して建てました。
福建省は黄檗宗開祖の隠元生誕の地。
黄檗宗のお寺になったのは、必然と言えたのかも知れません。
2010年の夏、九州へ一人旅をした際に参拝してきました。
寺院へは、長崎電気軌道というで向かいました。
レトロな情感を残した電車です。
開門時間前に入れて貰えたので、一人で境内を歩き回った記憶があります。
赤を基調とした境内を歩くと、気分が高揚してきます。
厳かというよりは、どこか楽天的な雰囲気が漂っていました。
当時放送していたNHK大河ドラマ「龍馬伝」のロケ地にもなっています。
龍馬が長崎の地に初めて訪れたシーンを、この崇福寺で放映していました。
日本人と中国人が祭りに興じる場面でした。
東北人の私にとって、長崎は別天地でした。
その空気を感じさせてくれたのが、崇福寺の赤でした。
長崎県長崎市鍛冶屋町
長崎電気軌道 正覚寺下駅下車 徒歩5分
崇福寺を参拝したい方はこちら
# by hk_temple1978 | 2011-05-15 23:04 | 長崎 | Trackback | Comments(0)

わずかな日差しが照らす石灯篭は、
火が灯ったかのように見えました。
【東光山 本覚寺 (ほんがんじ)】
本覚寺は浄土宗のお寺。
1603年、佐竹義重が旧千畑町より旧六郷町へ移したお寺です。
現在、千畑町と六郷町は合併により美郷町となっています。
佐竹氏は六郷地域の一揆を防ぐことを目的にして、
この地に26の寺社を配置したそうです。
戦いの拠点として寺社が重用された時代を偲ばせます。
私が参拝したのは雪深い2月頃。
石灯籠は雪で覆われていました。
西国の寺院では、雪は化粧となり建築を映えさせます。
東北では、雪は壁を作り建築に厚みを持たせます。
冬、春の景観を想い描きながら参拝する。
これって東北の寺院の楽しみ方のひとつだと思います。
秋田県仙北郡美郷町六郷字東高方町26
本覚寺を拝観したい方はこちら
# by hk_temple1978 | 2011-02-10 23:57 | 秋田 | Trackback | Comments(0)

解夏の意味を教えてくれたお寺へ、結夏の頃に訪れました。
【万寿山 聖福寺 (しょうふくじ)】
聖福寺は黄檗宗のお寺。
1677年、開祖である隠元の弟子、鉄心道胖により開山されたお寺です。
1867年に坂本龍馬が率いた蒸気船・いろは丸と、
紀州藩の軍艦・明光丸が衝突した際に談判を実施したお寺として有名です。
龍馬が万国公法を用いて、紀州藩に過失を認めさせ賠償金を勝ち取った事件です。
また、長崎出身のさだまさしさんが描いた小説「解夏(げげ)」のロケ地でもあります。
主演の大沢たかおが、幼い日の記憶を回想した場所です。
私は2010年の夏に参拝しました。
仏教用語でいう、結夏(けつげ)の頃。夏の始まりです。
35度を余裕で超える気温の中、汗をタオルで拭いながら山門をくぐりました。
建物の陰に腰を下ろして一息つくと、なんとも涼しい。
都会と違って、日陰は涼しいんですよね。
これから夏は、夏の終わりである夏解(げげ)へ向かってゆくんだなぁと感傷に浸りました。
それほど参拝客もなく、ゆっくり伽藍を堪能できました。
大河ドラマ「龍馬伝」の影響もあり、龍馬フィーバーの感があった長崎ですが、
聖福寺は静かでした。
眼下に広がる長崎の街並みを眺めながら、当時の談判なぞを想像したわけです。
長崎県長崎市玉園 3-77
長崎電気軌道 桜町電停より徒歩 5 分
聖福寺を拝観したい方はこちら
# by hk_temple1978 | 2010-11-01 00:11 | 長崎 | Trackback | Comments(0)
< 前のページ 次のページ >