日本のお寺や神社をご紹介するブログです


by hk_temple1978

瑞巌寺

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政宗が奥州で創り上げた文化。
伊達な空間を味わえます。


【松島青龍山 瑞巌円福禅寺 (ずいがんえんぷくぜんじ :通称 ずいがんじ)】

 828 年に延福寺という名前で開山された宮城県で一番有名な古刹です。
 鎌倉時代に荒廃しますが、1604 年に伊達政宗が五大堂を再建。
 これを皮切りに寺の名前を瑞巌寺と改称し、再興を進めます。

 仙台藩 62 万石の礎として再興された瑞巌寺。
 江戸時代は領内随一の規模と格式を誇ったそうです。

 建物の襖や壁にはきらびやかな絵が施されています。(撮影不可ですが)
 これは当時の一級絵師集団であった狩野派や長谷川派を呼んで描かせたものです。
 政宗は瑞巌寺を伊達文化の中心に据えようとしたのでしょうね。


 私が感じた瑞巌寺の印象は、
 コピーをつけるならば 「奥州に、京都の隠し味。」 です。(笑)

 今まで東北のお寺には、足腰の強さや豪壮さを感じてきました。
 しかし瑞巌寺にはそれに加えて 「高貴さ」 が見え隠れします。
 高貴さは京都のお寺に私が感じた印象でした。

 写真にある本堂の、瓦と木材のコンストラクトなのかなぁ。
 パッと視界に飛び込んでくる印象が”力強さ”だけじゃないんですよ。
 私の知る限り、東北のお寺でこんな印象を受けるのは瑞巌寺だけです。


  また瑞巌寺は四寺廻廊の一寺を担っています。

   四寺廻廊は
   松島の瑞巌寺、山寺の立石寺、平泉の中尊寺と毛越寺が協力して始めました。
   慈覚大師円仁が開山であることが共通項です。
   『この四寺を巡礼して大願成就しましょう』というものだそうです。
   江戸時代に松尾芭蕉も奥の細道で訪れています。


宮城県宮城郡松島町松島字町内 91
JR仙石線 松島海岸駅から 徒歩 10 分





瑞巌寺から歩いて 10 分くらいのところに、五大堂があります。
ここから瑞巌寺の再興は始まりました。
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さて、総門の向こうにある参道へ向かいましょう。
両脇のお土産屋では笹かまや牛タンを売ってます。
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200 m ほどある杉並木の参道を歩くと ・・・
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中門に着きます。ここら辺から有料ゾーン。
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中門の向こうには本堂が見えます。
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黄檗宗的な趣きです。中国的な感じ。
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軒下も力強く、細かい意匠です。
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庫裏。寺の経営を行う場所です。台所としての役割も担います。
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有料ゾーンと外界の扉には但し書きがありました。
仏様が見てる前では悪い事はできませんよね。
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by hk_temple1978 | 2009-07-26 01:51 | 宮城