日本のお寺や神社をご紹介するブログです


by hk_temple1978

カテゴリ:京都( 16 )

青蓮院門跡

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夜に浮かび上がった竹林が、私の心をざわつかせます。
さて、次は鴨川沿いで一杯、かな。


【青蓮院門跡 (しょうれんいんもんぜき)】

 青蓮院は 1150 年に創建されたとされる天台宗の三門跡寺院のひとつです。 
 日本三大不動のひとつ「青不動」を保持するお寺としても有名です。
 (三門跡寺院と日本三大不動については下段に注釈)

 今回は青蓮院で初めて青不動(国宝)が公開されたため参拝に赴きました。

 ちなみに「青蓮院での公開は初めて」という言葉には余談があります。
 「青蓮院」以外では公開があったという背景です。
 以下の 3 回が青蓮院以外での公開だそうです。

 
  ① 1970 年の「大阪万博」
  ② 1986 年の奈良国立博物館「平安仏画展」
  ③ 1997 年「比叡山・高野山名宝展」

 
 青蓮院で拝む青不動だからこそ、ご利益があるのでしょう。
 それも納得で、拝観の入り口には長蛇の列でした。

 私が参拝した際は夜間拝観の時間帯でした。
 夜のお寺というのは幻想的ですね。
 身体がフワフワしたような心地よい空間でした。

 
 青不動のご利益を肩に乗せ、夜の先斗町へ散策に向かったワケです。
 鴨川のせせらぎを聞きながら飲むお酒は格別でした。

 程よい酔いで切り上げられたのは青不動のおかげだったのかな。
 (不動明王様は厳しい父親のような存在らしいので)


  ・天台宗の三門跡寺院
    京都にある青蓮院、三千院、妙法院を指す。
    門跡とは皇族・貴族の子弟が歴代住職となる別格の寺院。

  ・日本三大不動
    以下の寺院にて保持する不動明王を指す。
     青蓮院の青不動(京都市)
     高野山 金剛峯寺の赤不動(和歌山県)
     三井寺の黄不動(滋賀県)



京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
地下鉄東西線・京阪京津線 東山駅下車 徒歩 5 分


夜間拝観はこちらから
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by hk_temple1978 | 2009-11-12 22:05 | 京都

桂春院 sanpo

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庭に巡らせた思索は、抹茶の苦味で自分に回帰します。


【桂春院 (けいしゅんいん)】

 桂春院は 1598 年に創建された妙心寺の塔頭です。
 織田信忠(信長の息子)の次男、津田秀則が建立しました。
 妙心寺の境内に配置されています。

 妙心寺には 46 に及ぶ塔頭があり、
 桂春院はその中でも常時拝観が可能な数少ない寺院です。
 静かな雰囲気の中で抹茶も頂けます。


 また、桂春院は4つの庭を保有しており、ひとつひとつに名前がついてます。
 
  ・清浄の庭
  ・侘(わび)の庭
  ・思惟(しい)の庭
  ・真如(しんにょ)の庭

 4つの庭をゆっくり眺めて、
 自分の心に何が生まれるかを確かめてみては如何でしょう。


 物事に宿る意味を、ゆっくり考えられる時間ってなんて贅沢なんだろう。
 そんな気持ちになれる寺院でした。
 


京都府京都市右京区花園寺ノ中町11
JR嵯峨野線 花園駅から徒歩 10 分


桂春院を拝観してみたい方はこちら
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by hk_temple1978 | 2009-10-22 21:33 | 京都

相国寺

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権威の象徴、散策自由。
私ものんびり歩かせてもらいました。



【万年山相国承天禅師 (通称:しょうこくじ)】

 相国寺は京都五山という五段位序列の第二位に指定された寺院です。
 室町幕府三代将軍、足利義満が築きました。
 金閣寺、銀閣寺を末寺に従える臨済宗相国寺派の大本山です。

 一時、五山第一位の格が天龍寺と相国寺で入れ替わった時期があったそうです。
 義満が自分の権威に箔をつけようとしたのでしょうか。
 現在は一位が天龍寺、二位が相国寺に落ち着いています。


 京都市内の中心部に、広大な敷地が整備されています。
 境内は散策自由です。
 多くの人達が散策してました。
 また同志社大学が隣接していることもあって、学生の姿も多く見受けられます。

 相国寺は通常、堂内の拝観は不可で、春と秋に特別拝観として一般公開されています。
 私が参拝したのは夏真っ只中でしたので、もちろん入れませんでした。残念。
 写真にある法堂の格子戸からお堂の中を覗き込んでいたら、
 警備員のおっちゃんが来て、

  「秋またいらっしゃい ~」  と言ってくれました。

 秋は混むから春がいいかな。
 いずれにせよお堂に入りたいなぁーという気持ちは湧きました。
 果たしていつ行けるだろうか ・・・

 
  ・京都五山 [きょうとござん]
    京都にある臨済宗の五大寺の称。
    時代により順位は変動するも1410年、以下に落ち着いている。
    南禅寺が五山の上に位置する『五山之上』。
    その下に天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺の序列が定められた。
    足利氏にて選定。


京都府京都市上京区今出川通烏丸東入ル相国寺門前町701
市営地下鉄 今出川駅下車 徒歩5分


法堂(はっとう)に近づきたい方はコチラ
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by hk_temple1978 | 2009-08-15 02:04 | 京都

芬陀院

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暑さや時間は、門の外に置いてきて。
亀と会話を楽しみました。



【芬陀院 (ふんだいん)】

 東福寺の塔頭として建てられた臨済宗の寺院です。
 塔頭ということもあり、東福寺の直ぐ隣に建っています。
 1321~1324 の間に創建だそうです。

 芬陀院には水墨画家の雪舟が作庭したと伝えられる庭があります。
 そのため、別名を雪舟寺とも言うそうです。


 私が芬陀院を訪れたのは今から約一年前の夕方でした。
 参拝客は私のみ。
 縁側に座って雪舟の庭である 「鶴亀の庭」 を 30 分くらい眺めてました。
 
 写真は鶴亀のうち亀島とされるもの。
 鶴島は左側にあります。(写真には写っていません)

 亀島の頂点に立てられている岩は、
 亀が動かないようにと雪舟が立てたもだそうです。


 畳の上で、
 扇風機から生まれる風に吹かれながら、
 亀島そのものを、また周りの緑や苔や白砂を見ていました。

 すると時間が流れているという当たり前の事実は消え去って、
 庭と私はなんとなく、
 言葉を交わしているような気分になりました。



京都府京都市東山区本町15丁目803
JR奈良線 東福寺駅から徒歩 10 分


散策したい方はこちら
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by hk_temple1978 | 2009-07-12 22:13 | 京都

八坂の塔

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この都市のランドマークは、五重塔です。



【霊応山 法観寺 (ほうかんじ 通称:やさかのとう)】

 法観寺、と聞けば「?」と思う方も多いかもしれません。
 八坂の塔と言えば、誰にも通用する言葉に変わります。
 この塔は法観寺所有の五重塔を指しています。

 京都駅近くの東寺、奈良の興福寺に次ぐ高さを持つ塔です。
 歴史は古く 592 年に聖徳太子が創建したと伝えられています。
 拝観時には五重塔に登ることができます。(有料)

 私は行った事が無いのですが茶室もあるそうです。
 次回訪れた際は是非一服したいですね。


 ちなみに私が京都を一人旅した際は、
 八坂の塔から徒歩 1 分の「民宿ちとせ」 に泊まりました。
 素泊まり 5,000 円、朝食付きで 6,000 円。
 朝食はボリュームあって美味しいです。
 オススメですよー。


京都府京都市東山区清水八坂上町388
京都市バス 清水道下車 徒歩5分


定番の散策はコチラ
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by hk_temple1978 | 2009-06-21 22:15 | 京都

法然院

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砂に水を映す感性って、粋だと思います。



【善気山 法然院萬無教寺 (通称:ほうねんいん)】

 哲学の道を東へゆくと、
 善気山のふもとに法然院が佇むのが見えます。
 鎌倉時代初期に法然上人が庵をここに結んだのが始まりとされています。

 苔生す山門をくぐると、
 白砂を長方形に盛り上げた"白砂壇"が参道の左右に配置されています。
 白砂壇のデザインにおけるコンセプトは「水」。
 この間を通ると水によって心身を浄めた事になるんだとか。

 ちなみに白砂壇のデザインは 4~5 日毎に変わります。
 作成者に模様描きが任されているそうです。
 
 早春には椿が山門付近に落ち、
 赤と石畳の見事な色合いが人々の目を楽しませます。

 また近くには侘びが良く効いた 「よーじやカフェ」 があります。
 是非立ち寄ってみてください。


京都府京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30
京都市バス 南田町下車 徒歩5分


よーじやカフェはこちら
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by hk_temple1978 | 2009-05-22 00:39 | 京都

天龍寺

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景色を借りると書いて借景。
そびえる山さえ庭の一部です。



【霊亀山 天龍寺 (てんりゅうじ)】

 天龍寺は京都五山という五段位序列の第一位に指定された格高い寺院です。
 隆盛時は 150 以上の塔頭子院を従えていました。
 しかし度重なる火災により現在は 9 つの院が残るばかりです。

 庭園は夢窓疎石という臨済宗の僧によるもの。
 造園に長けた僧で、多くの名園を世に残しています。

 庭は曹源池と呼ばれる池を囲むように作庭された池泉回遊式庭園です。
 曹源池は国の特別名勝指定第 1 号です。
 嵐山を借景としています。

 借景とは、月や山などの自然の景色を庭の一部として取り入れる技法です。
 この庭で言うと、奥にみえる山が借景。
 私、庭園の知識はさっぱりなのですが借景の考え方が大好きなんです。

 山の彩り、月の趣きまでもが庭の一部になる。
 いかにも日本的じゃーないですか。


 また京福電鉄の嵐山駅には土産物屋のブースが隣接しており、
 観光客の眼を楽しませてくれます。
 私はココで女友達にお土産を買いました。扇子です。結構好評でした。
 他にも掘り出し物があるかも知れません。
 また寄ろうと思ってます。


  ・京都五山 [きょうとござん]
    京都にある臨済宗の五大寺の称。
    時代により順位は変動するも1410年、以下に落ち着いている。
    南禅寺が五山の上に位置する『五山之上』。
    その下に天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺の序列が定められた。
    足利氏にて選定。


京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
京福電鉄 嵐山駅下車徒歩1分


天龍寺を散策した方はコチラ
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by hk_temple1978 | 2009-02-08 23:38 | 京都

万寿寺

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東福寺の近く。
室町時代の隆盛がひっそりと残ってます。



【京城山 万寿寺 (まんじゅじ)】
 
 平安時代に建てられた六条御堂というお堂を起源としています。
 白河天皇が若くして亡くなった皇女を悼み、菩提のため建立したそうです。
 鎌倉時代に万寿禅寺と名を改めています。

 室町時代に、将軍足利義満から京都五山の第五位に指定されます。
 しかしその後、火災の難を繰り返し衰退。
 現在は東福寺の塔頭となっています。
  
 境内は拝観不可でして、
 写真にある境内入口の鐘楼(しょうろう)をくぐる事はできません。残念。
 この鐘楼は上層部で鐘を突くことが可能で、その下は門の造りになっています。
 
 私が参拝した時期は気温38℃の真夏日。
 境内に入れない事は知っていたのですが、
 京都五山の寺院として栄華を誇った跡をひと目見たく、参じました。

 鐘楼の門構えや、拝観不可エリアに建つお堂の屋根。
 地味ながらも重厚さを感じました。
 「あー、中に入りたいな~」と思いました。

 鐘楼の向こうを覗いたり、
 お堂を囲う塀の周りを汗をかきかきウロウロしてたので、
 はたから見たら変な人に見えたでしょうね。。
 
 東福寺駅から東福寺へ向かう道中、目立たない感じで建っています。
 興味のあるかたは寄ってみて下さいね。

  ・京都五山 [きょうとござん]
    京都にある臨済宗の五大寺の称。
    時代により順位は変動するも1410年、以下に落ち着いている。
    南禅寺が五山の上に位置する『五山之上』。
    その下に天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺の序列が定められた。
    足利氏にて選定。

京都府京都市東山区本町15-786
JR 東福寺駅から徒歩5分


拝観可能エリアをウロウロした結果はこちら
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by hk_temple1978 | 2008-12-01 00:09 | 京都

南禅寺

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「絶景かな。」
大泥棒も参拝客も、口を揃えてそう言います。



【瑞龍山 南禅寺 (なんぜんじ)】

 室町時代に、将軍足利義満から「五山之上(ござんのじょう)」とされた寺院です。
 京都五山という五段位序列のさらに上位に位置します。

 写真にある山門は、京都三大門のひとつ。
  (残り2つは知恩院三門、東本願寺御影堂門)
 その三大門の中で唯一、普段から楼上に登れます。
 門は登ってナンボの私にとってはとても嬉しい。(ただし有料)
 
 三門は、歌舞伎「楼門五三桐」で有名です。
 この門に潜んでいた盗賊、石川五右衛門が
 「絶景かな、絶景かな」と見得を切り観客を沸かせます。

 ちなみに五右衛門が京都三条河原で釜煮の刑に処されたのは、1594年。
 三門が創建されたのは、1628年。
 というわけで、歌舞伎のお話は創作であります。

 門をくぐって奥へゆくと、奥ゆかしい方丈庭園もあります。
 時間忘れて歩ける伽藍です。

 京都五山のさらに上。
 その格付けも納得の境内。
 京都散策には外せない寺院です。

  ・京都五山 [きょうとござん]
    京都にある臨済宗の五大寺の称。
    時代により順位は変動するも1410年、以下に落ち着いている。
    南禅寺が五山の上に位置する『五山之上』。
    その下に天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺の序列が定められた。
    足利氏にて選定。

京都府京都市左京区南禅寺福地町86
京都市営地下鉄 東西線蹴上駅から徒歩10分


三門をいろんな角度から。
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by hk_temple1978 | 2008-11-09 22:12 | 京都

東福寺

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悟りへの道中、景色を楽しめます。
修行にも息抜きは必要です。



【慧日山 東福寺 (とうふくじ)】

 鎌倉時代からの歴史を持つ寺院です。
 京都五山の第四位に定められています。

 私が参拝時に強く感じた事は "境内が広い!" でした。
 今まで巡ってきた寺社の中でもダントツです。
 広い敷地には、庭園、三門など見ごたえある景観が溢れています。 

 平面だけでなく、通天橋のように三次元の世界も広がっています。
 通天橋は境内にある渓谷の上に架けられています。
 文字通り、天に通じる橋です。
 悟りへの橋とも呼ばれているそうです。

 なんとまぁ創造性に富んだお寺なんでしょう。
 何度参じても、ワクワクした期待があります。
 
 塔頭も25を数え、それぞれが趣きある風情を見せています。
  (塔頭:主となるお寺の敷地内に建てられた小院)
 秀逸な庭園が多いです。
 縁側に腰掛けて庭園を眺めていると、あっという間に時間は過ぎてゆきます。

 じっくり東福寺を巡るなら、半日では足りません。

  ・京都五山 [きょうとござん]
    京都にある臨済宗の五大寺の称。
    時代により順位は変動するも1410年、以下に落ち着いている。
    南禅寺が五山の上に位置する『五山之上』。
    その下に天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺の序列が定められた。
    足利氏にて選定。

京都市東山区本町15-778
JR 東福寺駅から徒歩10分


参道を歩いてみたい方はこちら
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by hk_temple1978 | 2008-09-21 12:58 | 京都