日本のお寺や神社をご紹介するブログです


by hk_temple1978

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円覚寺

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門の向こうに凛とした空気。
どうやら、禅という空間があるらしい。



【瑞鹿山 円覚寺 (えんがくじ)】

 鎌倉五山 第二位の臨済宗のお寺です。
 鎌倉幕府 8 代執権北条時宗が 1282 年に創建しました。
 元寇の犠牲者を弔う為に建てられたと言われています。

 境内は広く、庭園や季節の花々が目を楽しませてくれます。
 その昔、夏目漱石や島崎藤村が小説の舞台にしたのも頷けます。
 2人は坐禅の指導も受けたそうです。

 当時教師だった藤村は、教え子との恋に悩んで門を叩いたそうです。
 小説家っぽいですね。
 ナルシストっぽいですね。
 藤村は写真の写りからしてそうなので、間違いないでしょう。

 北条時宗は、元との戦いにおける心の拠り所を禅を求めました。
 島崎藤村は、自己の葛藤に結論をつけるために禅を求めました。

 今の私は禅に何を求めるのでしょうか。
 それを明確に定めようと考えた時点で、禅は始まっているのかも知れませんね。


  ・鎌倉五山 [かまくらござん]
    鎌倉にある臨済宗の五大寺の称。
    1386年、建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺の序列が定められた。
    北条氏にて選定。


神奈川県鎌倉市山ノ内409
JR横須賀線 北鎌倉駅 徒歩3分


山門をくぐってみたい方はこちら
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by hk_temple1978 | 2008-08-24 22:49 | 神奈川

詩仙堂

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過ぎようとしている夏が、止まって見えました。



【六六山 詩仙堂 (しせんどう)】

 寺号は丈山寺といいます。
 文人・石川丈山(1583~1672)の庵です。
 丈山は家康に仕える三河(愛知)出身の武士でした。
 しかし大坂夏の陣で、抜け駆けの軍律違反に問われ京都に隠遁。
 1641 年にこの詩仙堂を建て、
 以降文人として悠々自適、詩歌三昧の生活を送ったと言われています。

 南向きに開ける庭園を、畳の奥から眺めてみます。
 すると、柱や上段の障子とのコントラストによりいっそう深みが増して見えます。
 私の好きな構図です。
 座ってるだけで、アタマの中を真っ白にできます。

 庭園には鹿おどしがあり、これは丈山が考案したものだそうです。
 鹿おどしの正式名は僧都または添水(そうずと呼びます)。
 水の重さでカコーンと竹が石を打つ、アレのことです。

 私は拝観開始の 9:00 を待って入りました。
 他には数人の参拝客だったため、ゆっくり庭園を眺めれました。
 秋は混雑するんだろうなぁ・・・ 

 外人のお客さんに、住職が英語で説明してたのが印象的でしたね。

 ちなみに最寄のバス停は 『一乗寺下り松町』 。
 武蔵が吉岡一門と戦った伝説の場所です。

京都市左京区一乗寺門口町27
市バス一乗寺下り松町から 徒歩10分


角度を変えてもう3枚。
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by hk_temple1978 | 2008-08-16 05:17 | 京都

興福寺

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見上げると建物と青空だけがありました。
今、奈良時代にいます。



【興福寺 (こうふくじ)】

 興福寺は法相宗大本山の寺院です。
 法相宗は中国創始のものです。
 日本仏教の創世記、奈良時代の代表的な宗派といえます。
 669 年、藤原鎌足の私邸に建てられた山階寺を起源としています。
 
 起源を調べてみて出た名前 藤原鎌足。
 大化の改新の中心人物。教科書で見たことあるし!
 ううーん奈良って深い。そんなに歴史あるところだったのかぁ。

 いにしえの生活に思いを馳せながら、五重塔の周りをぐるぐる回りました。
 京都の東寺にある五重塔に見れば見るほど似てる。
 それもそのはず、東寺の塔は55メートルで興福寺の塔は50メートル。
 現在残存する五重塔の高さでは一位と二位を誇ります。

 ちなみに興福寺五重塔の創建は721年。
 東寺五重塔は883年。

 「東寺の五重塔は興福寺よりも高く作ろう!」
 なーんて当時の人々は対抗意識を燃やしたのかも知れませんね。
 こんな想像も面白かったりします。 


奈良県奈良市登大路町48
近鉄奈良駅から 徒歩10分


角度を変えて眺めたい方はこちら
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by hk_temple1978 | 2008-08-09 21:56 | 奈良