日本のお寺や神社をご紹介するブログです


by hk_temple1978

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寿福寺

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思索しながら参道をてくてく。
800 年の時を超えた瞬間です。


【亀谷山 寿福寺 (じゅふくじ)】

 正式名を寿福金剛禅寺(じゅふくこんごうぜんじ)と呼びます。
 鎌倉五山 第三位の臨済宗のお寺です。
 源頼朝が亡くなった翌年の 1200 年に、妻の北条政子によって建立されました。
 開山(初代住職)は栄西。北条政子が招いたそうです。
 
 栄西は初めて日本に臨済宗を教えた禅僧です。
 北条政子の権力の大きさが伺えます。
 また栄西はお茶を飲む習慣を日本に伝えた僧としても有名なんだそうです。
 私、知りませんでした。

 著書に 『喫茶養生記』 という本があるそうです。
 なんとまあ渋いタイトルでしょうか。
 このネーミングセンス、好きだなぁ。

 山門と参道、裏手の墓地が一般公開されています。
 鎌倉五山で唯一無料で入れるお寺です。

 私が参じた時は参拝客もさほど多くなく、のんびりした雰囲気が漂っていました。
 800 年の歴史を持った、親しみやすいお寺です。


  ・鎌倉五山 [かまくらござん]
    鎌倉にある臨済宗の五大寺の称。
    1386年、建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺の序列が定められた。
    北条氏にて選定。


神奈川県鎌倉市扇ヶ谷1-17-7
JR横須賀線 鎌倉駅 徒歩20分


山門を額にもう一枚。
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by hk_temple1978 | 2008-09-30 00:45 | 神奈川

東福寺

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悟りへの道中、景色を楽しめます。
修行にも息抜きは必要です。



【慧日山 東福寺 (とうふくじ)】

 鎌倉時代からの歴史を持つ寺院です。
 京都五山の第四位に定められています。

 私が参拝時に強く感じた事は "境内が広い!" でした。
 今まで巡ってきた寺社の中でもダントツです。
 広い敷地には、庭園、三門など見ごたえある景観が溢れています。 

 平面だけでなく、通天橋のように三次元の世界も広がっています。
 通天橋は境内にある渓谷の上に架けられています。
 文字通り、天に通じる橋です。
 悟りへの橋とも呼ばれているそうです。

 なんとまぁ創造性に富んだお寺なんでしょう。
 何度参じても、ワクワクした期待があります。
 
 塔頭も25を数え、それぞれが趣きある風情を見せています。
  (塔頭:主となるお寺の敷地内に建てられた小院)
 秀逸な庭園が多いです。
 縁側に腰掛けて庭園を眺めていると、あっという間に時間は過ぎてゆきます。

 じっくり東福寺を巡るなら、半日では足りません。

  ・京都五山 [きょうとござん]
    京都にある臨済宗の五大寺の称。
    時代により順位は変動するも1410年、以下に落ち着いている。
    南禅寺が五山の上に位置する『五山之上』。
    その下に天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺の序列が定められた。
    足利氏にて選定。

京都市東山区本町15-778
JR 東福寺駅から徒歩10分


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by hk_temple1978 | 2008-09-21 12:58 | 京都

室生寺

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石段ひとつひとつに想いを込めました。
夏の度に思い出しそうです。この景色。



【宀一山 室生寺 (むろうじ)】

 山号を宀一山(べんいちざん)と読みます。
 770~780年の創建とされています。
 室生山一帯が修行の霊山として栄えたそうです。

 寺伝によると、鎌倉時代以降に女性に門戸を開いたとされます。
 女人禁制の高野山と対比して、女人高野と呼ばれるようになったそうです。
 また江戸時代、五代将軍綱吉の母から寄進を受けます。
 これにより 『女人高野』 の名はいっそう広まりました。
 現在でも参拝客は女性が多いそうです。

 人里離れた山間部に位置しています。
 室生口大野駅から出るバスで山奥へ。
 川のせせらぎが聞こえると、そこは室生の里です。
 
 写真は鎧坂と呼ばれる石段。
 その昔、女性は歩いてこの地まで赴き、私と同じように石段を見上げたのでしょう。
 石段のひとつひとつを、当時の女性はどんな想いで登ったのでしょうか。 

 明日を迎えるための強い決心。
 恋焦がれた人へ向かうための勇気。
 毎日を生きてゆくための支え。

 なんなんでしょうね。
 女友達にでも聞いてみようかしら。
 君なら何を想う?って。

奈良県宇陀市室生区室生78
近鉄 室生口大野駅から奈良交通バスで20分 室生寺前下車


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by hk_temple1978 | 2008-09-03 00:27 | 奈良