日本のお寺や神社をご紹介するブログです


by hk_temple1978

天徳院

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突貫工事で立て直されたお寺です。
おかげで今も残っています。



【金龍山 天徳院 (てんとくいん)】

 金沢の中心街から少し離れたところに位置する静かなお寺です。

 1623年に建立されています。
 加賀三代藩主の前田利常公が正室珠姫(たまひめ)の菩提寺として創建しました。
 ちなみに加賀藩の祖は前田利家公です。

 創建当時は4万坪(でか!)という敷地を誇ったそうです。
 しかし1768年に伽藍の大半を焼失。
 やはり火の難は木造建築の宿命なのでしょうか。

 でも天徳院はすぐにリカバリをやってのけます。
 翌年に70日間の突貫工事で再建してしまうんです。
 (お寺のHPに「突貫」の記載があります)

 辞書で調べてみたのですが、
 「突貫」とは「全力をあげて一気に事を進めること」を指すんですね。
 「やっつけ仕事」だと思い込んでいました。
 
 当時の関係者は全力で、天徳院の復活に力を注いだんでしょうね。 
 今回の参拝で、突貫という言葉が好きになりました。


石川県金沢市小立野四丁目4番4号
JR金沢駅から路線バスで30分 天徳院前バス停下車


境内を散策したい方はこちら
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# by hk_temple1978 | 2009-03-04 02:04 | 石川

天龍寺

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景色を借りると書いて借景。
そびえる山さえ庭の一部です。



【霊亀山 天龍寺 (てんりゅうじ)】

 天龍寺は京都五山という五段位序列の第一位に指定された格高い寺院です。
 隆盛時は 150 以上の塔頭子院を従えていました。
 しかし度重なる火災により現在は 9 つの院が残るばかりです。

 庭園は夢窓疎石という臨済宗の僧によるもの。
 造園に長けた僧で、多くの名園を世に残しています。

 庭は曹源池と呼ばれる池を囲むように作庭された池泉回遊式庭園です。
 曹源池は国の特別名勝指定第 1 号です。
 嵐山を借景としています。

 借景とは、月や山などの自然の景色を庭の一部として取り入れる技法です。
 この庭で言うと、奥にみえる山が借景。
 私、庭園の知識はさっぱりなのですが借景の考え方が大好きなんです。

 山の彩り、月の趣きまでもが庭の一部になる。
 いかにも日本的じゃーないですか。


 また京福電鉄の嵐山駅には土産物屋のブースが隣接しており、
 観光客の眼を楽しませてくれます。
 私はココで女友達にお土産を買いました。扇子です。結構好評でした。
 他にも掘り出し物があるかも知れません。
 また寄ろうと思ってます。


  ・京都五山 [きょうとござん]
    京都にある臨済宗の五大寺の称。
    時代により順位は変動するも1410年、以下に落ち着いている。
    南禅寺が五山の上に位置する『五山之上』。
    その下に天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺の序列が定められた。
    足利氏にて選定。


京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
京福電鉄 嵐山駅下車徒歩1分


天龍寺を散策した方はコチラ
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# by hk_temple1978 | 2009-02-08 23:38 | 京都

正法寺

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丸みを帯びた大きさが、私を包んでくれました。



【大梅拈華山 正法寺 (しょうぼうじ)】

 正法寺は1348年、東北で初めて曹洞宗寺院として開山されました。
 永平寺 総持寺 に続く、曹洞宗第三の大本山とされています。
 何度も火災の難を受けましたが、伊達家の庇護により存続しました。
 そのため、伽藍の随所に伊達家の家紋が施されています。

 山門をくぐり、視界に入るのは本堂(法堂)のとてつもなく大きい茅葺き屋根。
 日本一の大きさを誇るそうです。 
 この本堂の畳数は166畳。
 遮るものが無い空間に映える茅葺き屋根は、異次元のようでした。

 私が 「瓦屋根」 の寺院に感じるのは、
 重々しさや威厳、格調といった趣きです。
 そこで感じた趣きは建物の大きさに比例するようにも思えました。

 正法寺と相対した時は柔らかさを感じました。
 丸い、あったかそうな柔らかさです。
 日本人のふるさとを感じさせるからかも知れませんね。
 

 ちなみに別記事で既にご紹介していますが、
 天徳寺 高蔵寺 の茅葺き屋根もストライクな素敵さです。


岩手県奥州市水沢区黒石町字正法寺129
JR東北本線 水沢駅から 車で 15 分
JR東北新幹線 水沢江刺駅から 車で 10 分


伽藍を散策してみたい方はこちら
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# by hk_temple1978 | 2009-01-21 01:51 | 岩手

永泉寺

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強い眼差しから、
明日へ向かう意志を感じました。



【龍洞山 永泉寺 (ようせんじ)】

 明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

 永泉寺は本荘藩六郷家の菩提寺です。
 1823年に建立されています。
 当時は本荘藩における曹洞宗の中心的な役割を持っていました。
 
 山門は1865年に建てられました。
 幾度かの火災を免れ、秋田県内でも有数の重厚さを誇ります。
 地元工人による彫刻や、本荘藩お抱えの絵師が作成した絵画で飾られており、
 当時はその華やかさから「飽かずの門」とも呼ばれたそうです。


 当日は曇り空の中、永泉寺へ向けて車を走らせていました。
 郵便局の隣に山門が見えた時は、何とも感動しました。
 その重厚さと、秋田にもまだまだ趣き深い寺社建築があるという事実に。
 
 辿り着いた頃には空からは雨が落ちてきていましたが、、
 私には山門の周りがぱーっと晴れているように見えました。
 門からパワーが満ち溢れています。

 寺を守る金剛力士像も然り。
 東大寺のそれとは背丈は比較になりませんが、眼は非常に力を感じました。

 その時の自分の心境で、眼差しの感じ方は変わるような気がします。
 今回の私には「しっかりせいよ」と背中を押す眼差しに見えました。


秋田県由利本荘市給人町44
JR羽越本線 羽後本荘駅から 徒歩 20 分


山門はこちらから
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# by hk_temple1978 | 2009-01-12 23:16 | 秋田

東大寺

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ケータイの充電は家でもできますが、
自分の充電となるとそうはゆきません。

今回の充電場所は 「都を一望できるお堂」 でした。



【東大寺 (とうだいじ)】

 日本で一番有名なお寺かも知れません。
 写真は二月堂からの景色です。
 大仏殿からさらに山あいへゆくとたどり着きます。
 
 私が参拝した時は、
 大仏さまを拝んでそのまま帰る参拝客が多いなぁという印象を受けました。
 少し坂を登りますが、二月堂から古の都を眺めてみてはいかがでしょう。

 さて、みんな知ってる「奈良の大仏」。
 本名は盧舎那仏(るしゃなぶつ)と言います。

 東大寺の伽藍は、盧舎那仏が造立されたことを契機に成立されたそうです。
 大仏が作られてから、大仏堂が建立されたようです。
 仏師の作業に合わせた宮大工はさぞかし大変だったことでしょうね。
 


奈良県奈良市雑司町406-1
近鉄 奈良駅から 徒歩 20 分


大仏さまや金剛力士などはこちら
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# by hk_temple1978 | 2008-12-31 02:49 | 奈良

光明寺

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生きとし生けるもの、みんな集まってきそうな空間です。


【天照山 光明寺 (こうみょうじ)】

 鎌倉駅からバスに揺られて20分。
 材木座という海岸近くの住宅地に光明寺は建っています。 

 浄土宗関東大本山のお寺です。
 1240年、鎌倉幕府4代執権の北条経時によって創建されました。
 徳川家康の時代には、浄土宗の関東十八檀林の一位として栄えたそうです。
 関東十八檀林とは、江戸時代の浄土宗僧侶の学問所です。

 写真にある山門は江戸時代後期のもの。
 鎌倉の山門では一番大きいものだそうです。
 本堂近辺には枯山水の庭園や、小堀遠州作と伝わる蓮池の庭もあります。

 山門の前では猫が散歩してました。
 本堂近辺でも、猫がウロウロしてます。 
 庭や猫を見ながら、のんびりした時間を過ごせました。
 
 光明寺のバス停で帰りのバスを待っている時、
 海へ向かうサーファーが何人か通り過ぎてゆきました。
 中には小さい子供もいました。
 山あいで生活していた私にとっては新鮮な光景でしたね。


  ・関東十八檀林 [かんとうじゅうはちだんりん]
    関東における浄土宗の学問所18寺を指す。
    江戸時代には浄土宗の僧侶養成は、この18寺に限られていた。
    浄土宗に帰依していた徳川家康が定めた。    



神奈川県鎌倉市材木座6丁目17−19
JR横須賀線 鎌倉駅 バス7番のりば小坪経由逗子駅ゆきで20分


山門をもう2枚どうぞ。
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# by hk_temple1978 | 2008-12-12 02:09 | 神奈川