日本のお寺や神社をご紹介するブログです


by hk_temple1978

タグ:天台宗 ( 6 ) タグの人気記事

青岸渡寺

e0121753_2154343.jpg


大門坂の果てには、名瀑と古寺が待っています。


【那智山 青岸渡寺 (せいがんとじ)】

 青岸渡寺は 4 世紀頃、
 印度天竺の僧侶が那智大滝の瀧壷で八寸の観音菩薩を発見し、
 この場に草庵を営んで観音様を安置したのがはじまりとされています。

 西国三十三箇所の第一番礼所に位置づけられています。
 お寺の職員の方に聞いたところ、
 この三十三箇所には京都の清水寺も含まれているそうです。

 また 2004 年には世界遺産の一部として認定されました。
 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の霊場のひとつとなっています。


 私が参拝した時は、世界遺産の「参詣道」である熊野古道をまず登りました。
 距離にして 600 メートル。
 その大門坂の終わりには、優麗な那智山が眼前に広がりました。

 そして那智の大滝を背にした三重塔を視界に捉えると、気分は最高潮。

 その昔、青岸渡寺へ参詣した人々はこんな気分だったのかなぁと、
 強く感じられた瞬間でした。



和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 8
JR 紀伊勝浦駅より 30 分、神社お寺前駐車場バス停 下車、徒歩 10 分

 熊野古道を歩く際は、
JR 紀伊勝浦駅より 25 分、大門坂バス停 下車、徒歩 40 分


青岸渡寺を拝観したい方はこちら
[PR]
by hk_temple1978 | 2010-01-18 22:16 | 和歌山

青蓮院門跡

e0121753_21204038.jpg


夜に浮かび上がった竹林が、私の心をざわつかせます。
さて、次は鴨川沿いで一杯、かな。


【青蓮院門跡 (しょうれんいんもんぜき)】

 青蓮院は 1150 年に創建されたとされる天台宗の三門跡寺院のひとつです。 
 日本三大不動のひとつ「青不動」を保持するお寺としても有名です。
 (三門跡寺院と日本三大不動については下段に注釈)

 今回は青蓮院で初めて青不動(国宝)が公開されたため参拝に赴きました。

 ちなみに「青蓮院での公開は初めて」という言葉には余談があります。
 「青蓮院」以外では公開があったという背景です。
 以下の 3 回が青蓮院以外での公開だそうです。

 
  ① 1970 年の「大阪万博」
  ② 1986 年の奈良国立博物館「平安仏画展」
  ③ 1997 年「比叡山・高野山名宝展」

 
 青蓮院で拝む青不動だからこそ、ご利益があるのでしょう。
 それも納得で、拝観の入り口には長蛇の列でした。

 私が参拝した際は夜間拝観の時間帯でした。
 夜のお寺というのは幻想的ですね。
 身体がフワフワしたような心地よい空間でした。

 
 青不動のご利益を肩に乗せ、夜の先斗町へ散策に向かったワケです。
 鴨川のせせらぎを聞きながら飲むお酒は格別でした。

 程よい酔いで切り上げられたのは青不動のおかげだったのかな。
 (不動明王様は厳しい父親のような存在らしいので)


  ・天台宗の三門跡寺院
    京都にある青蓮院、三千院、妙法院を指す。
    門跡とは皇族・貴族の子弟が歴代住職となる別格の寺院。

  ・日本三大不動
    以下の寺院にて保持する不動明王を指す。
     青蓮院の青不動(京都市)
     高野山 金剛峯寺の赤不動(和歌山県)
     三井寺の黄不動(滋賀県)



京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
地下鉄東西線・京阪京津線 東山駅下車 徒歩 5 分


夜間拝観はこちらから
[PR]
by hk_temple1978 | 2009-11-12 22:05 | 京都

宝泉院

e0121753_2333468.jpg


額に飾られた庭です。
アートな気分になっちゃいます。



【宝泉院 (ほうせんいん)】

 天台宗のお寺です。
 京都の大原にあります。
 隣接する勝林寺の僧坊として建てられました。
 平安末期からの歴史をもっています。
 (僧坊:僧の住む建物)

 院の奥へ進むと、盤桓園(ばんかんえん)という庭を鑑賞できる部屋に辿り着きます。
 盤桓とは 『立ち去り難い』 という意味だそうです。
 この部屋でお抹茶を頂きながら庭を眺めます。
 柱と柱の間に庭が見えるさまが、額縁に入った絵の様です。
 それでつけられた別名が 『額縁の庭園』 。
 ストレートなネーミングですねー。

 私が訪ねた時は、
 休日だったこともあって参拝者で大賑わいでした。
 でも、庭を眺めてお抹茶をすすると心が静かに。
 不思議なものです。



京都府京都市左京区大原勝林院町187
JR京都駅から京都バス大原行きで60分 大原バス停下車 その後徒歩10分


朝早くゆかないと・・・
[PR]
by hk_temple1978 | 2008-03-25 23:08 | 京都

中尊寺

e0121753_20444593.jpg

奥州平泉、夢のあと。

眩い光を放ち続け、まもなく千年。
これからの千年も、金色堂は光り続けます。




【関山 中尊寺 (ちゅうそんじ)】

 およそ1150年前に慈覚大師円仁によって開山されました。
 円仁は天台宗(最澄が開祖)を代表する僧侶です。
 この方が開かれたお寺は東北で300以上もあると言われ、
 その中には先にご紹介した山寺や、宮城の瑞巌寺も含まれます。

 このお寺を隆盛させたのは奥州藤原氏。平安時代です。
 多くの堂塔伽藍が建立されました。
 かの名高い金色堂も同時期に建てられています。
 現在金色堂は、画像奥に見える ”新”覆堂 の中で風雨から守られています。


 鎌倉時代、藤原氏の滅亡と共にその隆盛も終わりを告げました。
 しかし金色堂は外面を覆うお堂 『覆堂』 により、輝きを守り続けられたのです。

 そして江戸時代。
 かの俳聖が金色堂に出会います。

    五月雨の 降残してや 光堂

 500年以上の時を超え、芭蕉は光の前で詠んだワケです。

 2009.06.29 追記

  四寺廻廊の一寺を担っています。

   四寺廻廊は
   松島の瑞巌寺、山寺の立石寺、平泉の中尊寺と毛越寺が協力して始めました。
   慈覚大師円仁が開山であることが共通項です。
   『この四寺を巡礼して大願成就しましょう』というものだそうです。
   江戸時代に松尾芭蕉も奥の細道で訪れています。

岩手県西磐井郡平泉町衣関202
JR東北本線 平泉駅から 徒歩15分


もう少し散策したい方はこちら
[PR]
by hk_temple1978 | 2007-07-11 21:00 | 岩手

黒石寺


e0121753_10551569.jpg


夏の始まりに伺いました。
『よく来たね』 と迎えてくれました。

夏を、緑に囲まれて感じたいなら是非コチラへ。





【妙見山 黒石寺 (こくせきじ)】

 およそ1250年前に開山された、東北を代表する天台宗の古刹です。
 この一帯には48もの堂塔伽藍があったのですが明治の火災で焼失。
 全盛時を想像出来ないほどに、ひっそりとしています。

 お堂の前には、2匹のカワイイ狛犬がいます。
 鉄製です。珍しい。
 足が太くて顔が丸い。愛嬌満点。
 
 黒石寺の名前は慈覚大師円仁が名づけたそうです。
 その当時、付近の山に黒い石(蛇紋岩)が多かったから、黒石寺。
 時間がゆっくり流れるお寺。
 東北のお寺って急いでません。
 人や周りの風景がそうだからでしょうか。



岩手県水沢市黒石町字山内17
JR水沢江刺駅から 車で20分


本堂はこちらからどうぞ
[PR]
by hk_temple1978 | 2007-06-30 11:21 | 岩手

山寺

e0121753_18402259.jpg


 やまでら。 

 ・・・ 安易なネーミング?
 いえいえ尊いんですよ。
 山への信仰そのものがこのお寺。

 人を包む山、山を敬う人。
 登ればソレを感じれるかも。





【宝珠山 立石寺 (りっしゃくじ :通称 やまでら)】

 山寺はおよそ1150年前、慈覚大師円仁によって開かれたと伝えられています。
 東北天台宗の代表的なお寺です。 
 その名の通り、山全体をして寺としています。
 山岳信仰を具現化したお寺と言えます。

 大仏殿、奥の院までの道のりは険しい坂道。
 ふと顔を上げると涼しげな緑と荒々しい岩肌が飛び込んできます。
 松尾芭蕉が 『閑さや岩にしみ入る蝉の声』 を詠んだのも納得。

 その果てに辿り着く大仏殿には・・・

 手を合わさずにはいられない悲しい物語がそこにはあります。
 ムカサリ絵馬。
 この言葉から紡ぎ出される物語を確かめて下さい。

 山門前に茶店があります。
 醤油味の玉こんにゃく (100 円) はオイシイですよ!

 2009.06.29 追記

  四寺廻廊の一寺を担っています。

   四寺廻廊は
   松島の瑞巌寺、山寺の立石寺、平泉の中尊寺と毛越寺が協力して始めました。
   慈覚大師円仁が開山であることが共通項です。
   『この四寺を巡礼して大願成就しましょう』というものだそうです。
   江戸時代に松尾芭蕉も奥の細道で訪れています。


山形県山形市山寺4456-1
JR仙山線山寺駅から 徒歩45分


さて山寺を歩きましょう~
[PR]
by hk_temple1978 | 2007-06-17 18:51 | 山形