日本のお寺や神社をご紹介するブログです


by hk_temple1978

タグ:曹洞宗 ( 15 ) タグの人気記事

横山不動尊

e0121753_23124147.jpg


お不動様は人々を護り、人々はお不動様を敬う。
むかしも、これからも。


【白魚山 大徳寺 (だいとくじ)】

 横山不動尊は 1150 年頃に真言宗金剛寺として開山されました。
 その後 1504 年に曹洞宗へ改宗され大徳寺という名前となり今に至ります。
 改宗後は横山不動尊として呼び親しまれてきたそうです。

 旧不動堂は大正時代に焼失してしまいました。
 現在は 1928 年に再建されたものが不動明王を風雨から護っています。

 不動明王は弘法大師の作とされており高さ 5 メートル。
 その胎内には百済国から渡来した黄金の尊像が納められています。

 お不動様のお顔は親しみやすいものでしたが、
 その 5 メートルの体躯に圧倒的な威圧感を覚えました。


 お不動様は陸前の人々を昔から護り続け、
 陸前の人々はお不動様を敬い続け、今に至ったのだと感じました。

 今後も続くであろうその関係が、少し羨ましかったです。


宮城県登米市津山町横山字本町3
JR 気仙沼線 陸前横山駅下車 徒歩 5 分


横山不動尊を拝観してみたい方はこちら
[PR]
by hk_temple1978 | 2009-12-15 23:59 | 宮城

大乗寺

e0121753_012050.jpg


凍てつく寒さは、修行の一部。
心を磨く大事な要素です。



【東香山 大乗寺 (だいじょうじ)】

 金沢市街から少し離れた、
 野田山という小高い山に建つお寺です。
 1263年からの歴史を持ち、曹洞宗第二の本山とも言われています。

 大乗寺では雲水と呼ばれる僧が日々修行を積んでいます。
 このお寺は規矩と呼ばれる厳しい修行規則が残り、
 「伽藍瑞龍、規矩大乗」という言葉で称えられています。

 これは寺院建築の美しさは富山の瑞龍寺が素晴らしく、
 修行の厳しさは大乗寺が抜きん出ている、という意味です。

 私が訪れた際は、雲水の姿は見かけませんでした。
 座禅中だったようです。
 お寺の中は床がピカピカに磨きこまれていました。
 厳しい修行の一部を見れた気がします。 

 大乗寺のようなお寺に参拝すると、心が磨かれる気がします。
 寺院探訪の醍醐味です。


石川県金沢市長坂町ル-10
JR金沢駅から路線バスで30分 平和町前バス停下車 野田山方面へ徒歩15分


境内を散策したい方はこちら
[PR]
by hk_temple1978 | 2009-04-30 01:49 | 石川

松音寺・春


e0121753_22573454.jpg


石畳を桜色に染めたのは、春風でした。



【五峰山 松音寺 (しょうおんじ)】

 曹洞宗のお寺です。
 昨年は出張続きで桜の時期に参じることは叶わず。
 とうとう今年、隠れ花見スポット(?)に来る事ができました。

 門前の桜が満開でした。
 風に舞う桜吹雪がなんとも。
 
 松音寺では桜の時期になると、写真のような花見会を開いているそうです。
 誰でも参加可能、とお寺の掲示板に書いてました。

 この日はそこそこの賑わい。
 ゆっくり桜を眺めるにはこのくらいの人だかりが良いですね。


 遡ること2年前、初夏の頃に記事を残しています。
 新緑の趣きは コチラ からご覧下さい。


宮城県仙台市若林区新寺4-6-28
JR仙石線榴ヶ岡駅から 徒歩15分


参道の全景はこちらから
[PR]
by hk_temple1978 | 2009-04-17 01:36 | 宮城

総光寺

e0121753_2158294.jpg


本堂から望む庭園は、私の時間を優しく奪います。



【洞瀧山 総光寺 (そうこうじ)】

 14 世紀後半に創建された禅宗寺院です。
 末寺27ヵ寺有する山形の名刹です。
 本堂背後には国指定名勝の庭園があります。
 蓬莱園と呼ばれています。

 ちなみに蓬莱とは中国に伝わる ”仙人が住む不老不死の地” 。
 山形県に不老不死の庭があるワケです。

 参道には約120本のキノコスギが植えられています。
 江戸時代の初めに植樹されたといわれ、およそ350年の歳月を生きています。
 歴代の住職の手によりキノコ形の景観を造り出してきたそうです。

 掃除が行き届いていました。
 参道のキノコ杉の手入れも見事。

 丹精が込められたお寺です。
 

山形県酒田市字総光寺沢8
JR余目駅から車で10分


キノコスギや本堂などはこちらからどうぞ
[PR]
by hk_temple1978 | 2009-03-21 23:00 | 山形

天徳院

e0121753_1134548.jpg


突貫工事で立て直されたお寺です。
おかげで今も残っています。



【金龍山 天徳院 (てんとくいん)】

 金沢の中心街から少し離れたところに位置する静かなお寺です。

 1623年に建立されています。
 加賀三代藩主の前田利常公が正室珠姫(たまひめ)の菩提寺として創建しました。
 ちなみに加賀藩の祖は前田利家公です。

 創建当時は4万坪(でか!)という敷地を誇ったそうです。
 しかし1768年に伽藍の大半を焼失。
 やはり火の難は木造建築の宿命なのでしょうか。

 でも天徳院はすぐにリカバリをやってのけます。
 翌年に70日間の突貫工事で再建してしまうんです。
 (お寺のHPに「突貫」の記載があります)

 辞書で調べてみたのですが、
 「突貫」とは「全力をあげて一気に事を進めること」を指すんですね。
 「やっつけ仕事」だと思い込んでいました。
 
 当時の関係者は全力で、天徳院の復活に力を注いだんでしょうね。 
 今回の参拝で、突貫という言葉が好きになりました。


石川県金沢市小立野四丁目4番4号
JR金沢駅から路線バスで30分 天徳院前バス停下車


境内を散策したい方はこちら
[PR]
by hk_temple1978 | 2009-03-04 02:04 | 石川

正法寺

e0121753_193487.jpg


丸みを帯びた大きさが、私を包んでくれました。



【大梅拈華山 正法寺 (しょうぼうじ)】

 正法寺は1348年、東北で初めて曹洞宗寺院として開山されました。
 永平寺 総持寺 に続く、曹洞宗第三の大本山とされています。
 何度も火災の難を受けましたが、伊達家の庇護により存続しました。
 そのため、伽藍の随所に伊達家の家紋が施されています。

 山門をくぐり、視界に入るのは本堂(法堂)のとてつもなく大きい茅葺き屋根。
 日本一の大きさを誇るそうです。 
 この本堂の畳数は166畳。
 遮るものが無い空間に映える茅葺き屋根は、異次元のようでした。

 私が 「瓦屋根」 の寺院に感じるのは、
 重々しさや威厳、格調といった趣きです。
 そこで感じた趣きは建物の大きさに比例するようにも思えました。

 正法寺と相対した時は柔らかさを感じました。
 丸い、あったかそうな柔らかさです。
 日本人のふるさとを感じさせるからかも知れませんね。
 

 ちなみに別記事で既にご紹介していますが、
 天徳寺 高蔵寺 の茅葺き屋根もストライクな素敵さです。


岩手県奥州市水沢区黒石町字正法寺129
JR東北本線 水沢駅から 車で 15 分
JR東北新幹線 水沢江刺駅から 車で 10 分


伽藍を散策してみたい方はこちら
[PR]
by hk_temple1978 | 2009-01-21 01:51 | 岩手

永泉寺

e0121753_22244912.jpg


強い眼差しから、
明日へ向かう意志を感じました。



【龍洞山 永泉寺 (ようせんじ)】

 明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

 永泉寺は本荘藩六郷家の菩提寺です。
 1823年に建立されています。
 当時は本荘藩における曹洞宗の中心的な役割を持っていました。
 
 山門は1865年に建てられました。
 幾度かの火災を免れ、秋田県内でも有数の重厚さを誇ります。
 地元工人による彫刻や、本荘藩お抱えの絵師が作成した絵画で飾られており、
 当時はその華やかさから「飽かずの門」とも呼ばれたそうです。


 当日は曇り空の中、永泉寺へ向けて車を走らせていました。
 郵便局の隣に山門が見えた時は、何とも感動しました。
 その重厚さと、秋田にもまだまだ趣き深い寺社建築があるという事実に。
 
 辿り着いた頃には空からは雨が落ちてきていましたが、、
 私には山門の周りがぱーっと晴れているように見えました。
 門からパワーが満ち溢れています。

 寺を守る金剛力士像も然り。
 東大寺のそれとは背丈は比較になりませんが、眼は非常に力を感じました。

 その時の自分の心境で、眼差しの感じ方は変わるような気がします。
 今回の私には「しっかりせいよ」と背中を押す眼差しに見えました。


秋田県由利本荘市給人町44
JR羽越本線 羽後本荘駅から 徒歩 20 分


山門はこちらから
[PR]
by hk_temple1978 | 2009-01-12 23:16 | 秋田

雲巌寺

e0121753_23573173.jpg

とある集落に残る歴史。
歴史は住民に守られ、雲巌寺はここに残っています。


【雲巌寺 (うんがんじ)】

 雲巌寺は 1450 年に白岩氏によって創建されました。
 白岩氏は出羽角館(今の仙北市角館町)を治めていた戸沢氏配下の武将です。
  (その名残か、角館は"戸沢"という苗字が多い)
 また角館町は当時の武家屋敷が残され、秋田屈指の観光地となっています。

 武家屋敷から車で 10 分ほど山あいに入ると、白岩集落に入ります。
 この集落は昔から焼き物が盛んで、白岩焼という名の焼き物が伝わっています。
 雲巌寺には白岩焼で作られた仏像が千体(!)祀られています。

 白岩集落の中心部に雲巌寺は建っています。
 まぁ中心部といってものんびりとした田舎です。
 地域住民の拠り所、といった雰囲気を感じました。
 
 私はこのような長年の月日をかけて信仰を集めてきたお寺が好きです。
 住民が積み上げてきた神秘性のようなものが感じられます。
 これからも大切に残っていって欲しいなぁと思いました。


仙北市角館町白岩前郷33
JR秋田新幹線または田沢湖線 角館駅から 車で10分


境内を散策してみたい方はこちら
[PR]
by hk_temple1978 | 2008-10-14 00:10 | 秋田

總持寺

e0121753_015530.jpg


1日に何万人も乗り降りする駅から徒歩 10 分。
1日の時間をゆっくり感じさせてくれる空間があります。


【諸嶽山 總持寺 (そうじじ)】

 總持寺は曹洞宗大本山の寺格を持つ、歴史あるお寺です。
 石川県の能登半島に奈良時代に開かれました。
 禅の修行道場として創建されたそうです。

 しかし明治時代に火災により焼失してしまいました。
 その後、明治44年に横浜へ移転され、今に至ります。
 もし建物が残っていたら、絶対参拝しに行っただろうなぁ・・・

 曹洞宗は道元によって開かれ、瑩山(けいざん)によって広く布教されました。
 そのため道元と瑩山の2人をして両祖(りょうそ)と称するそうです。

 開祖(宗派を開いた人)は道元。
 この方の本拠地は福井の大本山 永平寺 です。
 太祖(?)は瑩山。
 『功労者』 のような意味合いを太祖という言葉に込めたんでしょうか。
 この方の本拠地がこちらの總持寺です。
 
 境内は広く、散歩してる方々が多く見られます。
 池上本門寺 を思い出しましたね。
 これからの季節、境内がいい色に染まってきます。 

 燃えずに石川県に残っていたらなぁ・・・と思います。
 大きな寺院は地方にあったほうが、より神秘性を増すような気がするからです。


神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-1
JR京浜東北線 鶴見駅 徒歩10分


散歩がてらにもう一枚。
[PR]
by hk_temple1978 | 2008-10-11 02:47 | 神奈川

詩仙堂

e0121753_21255065.jpg


過ぎようとしている夏が、止まって見えました。



【六六山 詩仙堂 (しせんどう)】

 寺号は丈山寺といいます。
 文人・石川丈山(1583~1672)の庵です。
 丈山は家康に仕える三河(愛知)出身の武士でした。
 しかし大坂夏の陣で、抜け駆けの軍律違反に問われ京都に隠遁。
 1641 年にこの詩仙堂を建て、
 以降文人として悠々自適、詩歌三昧の生活を送ったと言われています。

 南向きに開ける庭園を、畳の奥から眺めてみます。
 すると、柱や上段の障子とのコントラストによりいっそう深みが増して見えます。
 私の好きな構図です。
 座ってるだけで、アタマの中を真っ白にできます。

 庭園には鹿おどしがあり、これは丈山が考案したものだそうです。
 鹿おどしの正式名は僧都または添水(そうずと呼びます)。
 水の重さでカコーンと竹が石を打つ、アレのことです。

 私は拝観開始の 9:00 を待って入りました。
 他には数人の参拝客だったため、ゆっくり庭園を眺めれました。
 秋は混雑するんだろうなぁ・・・ 

 外人のお客さんに、住職が英語で説明してたのが印象的でしたね。

 ちなみに最寄のバス停は 『一乗寺下り松町』 。
 武蔵が吉岡一門と戦った伝説の場所です。

京都市左京区一乗寺門口町27
市バス一乗寺下り松町から 徒歩10分


角度を変えてもう3枚。
[PR]
by hk_temple1978 | 2008-08-16 05:17 | 京都