正乗寺
2008年 07月 07日
緑が床に広がりました。
【金峰山 正乗寺 (しょうじょうじ)】
平安時代の 866 年から歴史が始まりました。
その後 1425 年に由利十二頭の子吉氏の菩提寺となるも衰退。
1625 年、六郷氏が再び開山し現在に至ります。
写真の本堂は 1800 年に再建造されたものです。
秋田の田園地帯に、意外な歴史的建築があってびっくりしました。
堂内から見える山水の庭園に心静まります。
本堂の廊下天井には昇降龍図が描かれています。
本荘藩お抱えの絵師、松田松洞による 1851 年の作だそうです。
この下で手を叩くと、天井と床が共鳴するため、龍が鳴く様な音が響くそうです。
叩いてみたら 『ビィーン』 と響きました。
これが龍の声というワケです。
お堂に入らせてもらった時、床に映る緑が私の心を静めました。
この小さな発見は、ずっと心に残るだろうなぁと思いました。
秋田県由利本荘市藤崎字藤代131
由利高原鉄道 薬師堂駅から 徒歩10分
ビィーン、と鳴く龍がいました。
立派な山門もあります。大正10年の建築。
あいにくの天気でしたが威厳の大きさは変わりませんね。
by hk_temple1978
| 2008-07-07 01:37
| 秋田