詩仙堂
2008年 08月 16日

過ぎようとしている夏が、止まって見えました。
【六六山 詩仙堂 (しせんどう)】
寺号は丈山寺といいます。
文人・石川丈山(1583~1672)の庵です。
丈山は家康に仕える三河(愛知)出身の武士でした。
しかし大坂夏の陣で、抜け駆けの軍律違反に問われ京都に隠遁。
1641 年にこの詩仙堂を建て、
以降文人として悠々自適、詩歌三昧の生活を送ったと言われています。
南向きに開ける庭園を、畳の奥から眺めてみます。
すると、柱や上段の障子とのコントラストによりいっそう深みが増して見えます。
私の好きな構図です。
座ってるだけで、アタマの中を真っ白にできます。
庭園には鹿おどしがあり、これは丈山が考案したものだそうです。
鹿おどしの正式名は僧都または添水(そうずと呼びます)。
水の重さでカコーンと竹が石を打つ、アレのことです。
私は拝観開始の 9:00 を待って入りました。
他には数人の参拝客だったため、ゆっくり庭園を眺めれました。
秋は混雑するんだろうなぁ・・・
外人のお客さんに、住職が英語で説明してたのが印象的でしたね。
ちなみに最寄のバス停は 『一乗寺下り松町』 。
武蔵が吉岡一門と戦った伝説の場所です。
京都市左京区一乗寺門口町27
市バス一乗寺下り松町から 徒歩10分
入り口です。こぢんまりしてていい感じ。

落ち着きます。

開門直後のせいか参拝客もまばらでした。

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by hk_temple1978
| 2008-08-16 05:17
| 京都