永泉寺
2009年 01月 12日
強い眼差しから、
明日へ向かう意志を感じました。
【龍洞山 永泉寺 (ようせんじ)】
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
永泉寺は本荘藩六郷家の菩提寺です。
1823年に建立されています。
当時は本荘藩における曹洞宗の中心的な役割を持っていました。
山門は1865年に建てられました。
幾度かの火災を免れ、秋田県内でも有数の重厚さを誇ります。
地元工人による彫刻や、本荘藩お抱えの絵師が作成した絵画で飾られており、
当時はその華やかさから「飽かずの門」とも呼ばれたそうです。
当日は曇り空の中、永泉寺へ向けて車を走らせていました。
郵便局の隣に山門が見えた時は、何とも感動しました。
その重厚さと、秋田にもまだまだ趣き深い寺社建築があるという事実に。
辿り着いた頃には空からは雨が落ちてきていましたが、、
私には山門の周りがぱーっと晴れているように見えました。
門からパワーが満ち溢れています。
寺を守る金剛力士像も然り。
東大寺のそれとは背丈は比較になりませんが、眼は非常に力を感じました。
その時の自分の心境で、眼差しの感じ方は変わるような気がします。
今回の私には「しっかりせいよ」と背中を押す眼差しに見えました。
秋田県由利本荘市給人町44
JR羽越本線 羽後本荘駅から 徒歩 20 分
県南を代表する仏教建築。秋田県有形文化財です。
力強いっす。
雨の日だったためか、静かさが際立ちました。
正面から。金剛力士が両サイドを守ります。
夏の新緑が似合いそうな門でした。
by hk_temple1978
| 2009-01-12 23:16
| 秋田