日本のお寺や神社をご紹介するブログです
by hk_temple1978
苔の緑に禅を感じました。
禅って感じるものなのかなぁ。
【東山 建仁寺 (けんにんじ)】
建仁寺は建仁2年(1202年)に将軍源頼家が寺域を寄進し、
栄西禅師を開山として建立されました。
京都で最初の禅寺とされています。
室町時代には京都五山の第三位にも制定されています。
五山制度とは、時の権力者がお寺に格を与えたものです。
このことから建仁寺は為政者との結びつきが強かったことがうかがえます。
また、近辺に在る高台寺や八坂の塔は建仁寺の末寺だそうです。
当時の隆盛は相当なものだったんでしょうね。
写真は方丈。
中心の庭を回遊するように建てられています。
様々な角度から庭を眺めていたら、流れる時間を忘れてしまいました。
・京都五山 [きょうとござん]
京都にある臨済宗の五大寺の称。
時代により順位は変動するも1410年、以下に落ち着いている。
南禅寺が五山の上に位置する『五山之上』。
その下に天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺の序列が定められた。
足利氏にて選定。
京都府京都市東山区小松町584
京阪電車 四条駅より 徒歩 7分
建仁寺を散策したい方はこちら
啄木が青春時代を過ごした地です。
ここで読書すれば、いい歌が浮かぶかも。
【盛岡天満宮 (もりおかてんまんぐう)】
岩手県盛岡市にある神社です。
学問の神、菅原道真を祀っています。
岩手県出身の歌聖、
石川啄木がよく散策に訪れた場所としても知られています。
啄木は 9 歳からの 8 年間、盛岡で暮らしていました。
彼はやんちゃな性格だったようで、
中学時代はカンニングが見つかって、学校から退学勧告を受けたそうです。
それを機に、中学を退学して上京したとのこと。
26 歳で亡くなった哀愁の歌人といったイメージがあるんですが、
なんだか身近に感じるエピソードですね。
写真の手前は狛犬。
愛嬌ある顔は啄木にも愛されたようです。
(狛犬の顔は下段の "狛犬の顔はこちら" をクリックして下さい)
岩手県盛岡市新庄町5-43
岩手県交通バス 盛岡駅前から天満宮前下車 徒歩5分
狛犬の顔はこちら
杉の木に囲まれて、手を合わせます。
神聖な空気に包まれています。
でも、周りの田んぼを見るとホッとするんです。
【唐松神社 (からまつじんじゃ)】
秋田県の山間部にある神社です。
安産と子授けの神様を祀っています。
写真の本殿は室町時代の創建と言われています。
参道は樹齢300年以上の杉並木に囲まれており、神聖な雰囲気。
この杉並木は、戦国武将の佐竹氏が植えたと伝えられています。
100 メートル以上続く参道を進むと、本殿に辿り着きます。
そして本殿の背後に眼をやると、
田んぼと小川と、小高い唐松山が見えます。
ここは私が幼少時代を過ごした土地でもあります。
私にとってまさしく 『田舎』 です。
参じてみると、どこかホッとしている自分がいます。
秋田県大仙市協和境字下台84
JR羽後境駅から徒歩 15分
こちらから裏手の里山へ。
丸い向こうに見えたのは
庭園だったり、自分だったり、あなたへの想いだったり。
【福源山 明月院 (めいげついん)】
1160 年からの歴史を持つ、臨済宗建長寺派のお寺です。
はじめ、「明月庵」 という名前で創建されました。
その後、北条時頼が同じ地に 「最明寺」 を建立。
そして時頼の子である北条時宗が、
最明寺を前進にして 「禅興寺」 というお寺を建てます。
この明月院は禅興寺の塔頭として残りました。
(塔頭:主となるお寺の敷地内に建てられた小院)
あじさいの寺として有名です。
シーズンには沢山の観光客が訪れます。
また、1年を通して様々な種類の花が咲くため、
散策するにはもってこいです。
写真は本堂。
畳に座して円形の奥に "何か" を見つけてください。
神奈川県鎌倉市山ノ内189
JR北鎌倉駅から徒歩 10分
お花見の後に引いたおみくじは、
ご利益が2割くらい増した気がしました。
【仙台東照宮 (とうしょうぐう)】
以前紹介した 仙台東照宮 です。
桜の季節に行ってきました。
仙台には、西公園や榴ヶ岡公園といった花見ができる公園があります。
桜の時期は人で溢れています。屋台も沢山出ています。
花よりビールって感じでしょうか。
一方、仙台東照宮はゆっくり桜を楽しみたい人におすすめです。
それほど混雑していません。
お酒抜きの花見もいいもんだなぁと思いました (笑)
宮城県仙台市青葉区東照宮1-6-1
JR仙山線東照宮駅からすぐ